前回のブログ (CUBO design様FUH邸工事開始 は こちら)
ルーフィングとは
ルーフィングとは屋根材の下に敷いて2次防水を担ってくれる大事な部材です。
特に板金は金属なので雨漏りが無くても結露が発生したり
雪国ではすが漏りもあったりするので本当に大事な部材です。
FUH邸ルーフィング第1回
上棟からの野地張りが終わると第1回目のルーフィングです。
今回は高分子系ルーフィングからのスタートです。
下屋根が9寸勾配なので大工さんが打った足場の木材を使って上から葺いていきます。
そのまま重ねてくと雨勝手が逆になっちゃうので差し込みながらの作業です。
ハンマータッカーで留めていきます。
背骨の骨折からの不完全な体調だったので元気な同業者に手伝ってもらいました。
勾配緩い所は自分でやりました。
高分子系ルーフィングは滑るので気をつけて施工しましょう。
2015年12月10日の事でした。
これで次の出番迄しばらくのお別れです。
第2回ルーフィング
前回のルーフィングは2重になる野地(屋根の下地)の下側でした。
2枚目の野地が出来るとそこにもルーフィングを施工します。
今度はゴムアス系のルーフィングを施工します。
勾配緩い所は粘着ゴムアスを使います。
下屋根と庇はおこだわりの設計者さんの為に
通気、雨仕舞い、デザインを兼ねる納まりを考案します。
手書きですみません。
多少改良を加えてオッケーが出ます。
あとは書いた絵の通りに進めて行きます。
庇部分が大工さん(悟郎君)の造作だったり
1部3重野地だったりで
結局第3回ルーフィング工事迄ありました。
まとめ
ルーフィングを沢山使った物件でした。
安心の為には安い物だと思いますのでルーフィングを強固にするのをオススメします。
雨が入ってもルーフィングより下には行かせない様にすると後の仕事がいい意味でのびのび出来ます。
次回いよいよ屋根工事かな?