屋根工事編は今回で終わりです。
今回は屋根タテヒラ葺き〜棟包みについてお伝えしたいです。
前回のブログ (富士 このはな歯科さんは こちら)
(このはな歯科さん 屋根工事①は こちら)
(このはな歯科さん 屋根工事②は こちら)
ちょうど1年前、去年の年末です。
毎朝霜が降りてます。
屋根の北面なんか09時30分頃にならないと危なくて乗れません。
コーヒータイムです。
この時期は日も短いので困ったものです。
北面が出来るようになってきましたので役物(谷樋)を仕込みます。
タテヒラ葺きの右と左の部分だけの物を特注します。
これにより切断の手間と残材が減ります。
右側だけのものは妻側へ
左側だけのものは谷樋にしてしまいます。
完成時はこんな感じです。↓
妻側から見た時に自然な感じになる様にこのようにしてみました。
北面を葺いている時の動画です。↓
この動画の中でやっている事は
①水上の立ち上げと軒先の折下げを何枚かまとめて加工します。
②加工した分を葺いていきます。
同じ寸法の材料ならこのようにみるみるうちに葺けていきます。
ここまでで2017年の仕事仕舞いにします。
新年早々南面の屋根も葺いていきます。
北面より面積は小さいですが加工が多いので3倍ほど時間が掛かります。
手元(妻)が軒先を掴んでみたいと言い出しました。
遅いですがちゃんと出来ました。
あとは棟を包んで屋根工事は終了です。
棟の下地はタフモック35×45を使います。
屋根材の水上立ち上げとタフモックを防水テープで塞ぎます。
その上にメンドをつけていきます。
その上から再びタフモック18×90を打ち付け棟を包みます。
換気棟も3つ入りました。
棟の両端部の存在を見せない納め
棟の妻側は端部に向かって絞ります。
こうすることで妻側から見た時の棟の存在を薄くします。
まとめ
僕は全体のデザインを見て各部の納まりを考えます。
もちろん承認を得てから施工します。
今回はなるべく建物のフォルムを邪魔したくないと思ったので
こういう納めにしています。
外壁編に続きます。