こんにちは。
板金職人の妻の方です。
先日(株)NSシートメタル 社名の由来について書いたところ
うれしいことに読んで下さった方から感想をいただきました。
その時「じゃあ ばんきんらいふって何?」と聞かれましたので
こちらでも説明したいと思います。
正反対の夫婦
名前の由来の前に私たち夫婦のことを少しだけ。
自営業を営む両親のもとに生まれて職人をしてきた夫と
共働き会社員の家庭に育ち 自分も同じように会社員をしてきた私とでは
「仕事」の捉え方に大きな差がありました。
夫の考えは「人生すべてがコンテンツ」
仕事もプライベートも区別はない。出し惜しみはしない。
どんどん外に出る。すべてを循環させる。
それに対して私の考えは「仕事とプライベートをきっちり分けたい」
休みは休みでしっかり取りたい。
なるべく外に出たくない。
これほど考えに違いがありました。
そのため何度となく衝突してきました。
保守的で内向的な私の性格は どう考えても自営業に向いてないんですよね。
その事実に打ちのめされていました。
夫とも他の人ともうまく付き合えないことが辛かった。
おじいちゃんの一言
ある日わたしは祖父に聞いてみました。
私「直樹さん(夫)は外交的なのに何で私はこうも内向的なんだろうね。外交的になるにはどうしたらいいんだろう」
祖父「そりゃあ お前 諦めろ ハッ ハッ ハ! 人には持って生まれたモノがそれぞれあるずら。ないもんを欲しがってもしょうがない」
私「!!」
しょうがない⁉︎ あきらめる⁉︎
努力しろと言う返事を予測していた私に おじいちゃんの一言は衝撃でした。
この日を境に考えるよりも行動に焦点を当ててみようと思うようになりました。
外交的だとか内向的だとか 考えてもどうにもならないことに時間を使っても
仕方ないんじゃないかと思ったのです。
小さな小さな行動を積み重ねてきました。
そうする内に夫の言う意味がわかってきたような気がします。
おじいちゃん ありがとう 。
(祖父は職人でした。その記事はコチラ)
人生すべてコンテンツ
丸裸になって生活をさらすことにYESと言っているわけではありませんが
今では夫の考え「人生すべてコンテンツ」に賛同しています。
趣味が仕事になったり仕事から趣味が広がったり。
子供の一言が仕事のヒントになることもあります。
もう仕事とプライベートを自分の中で区別する必要はありません。
仕事も私そのもので 私生活も私そのものです。
ずいぶんと楽になりました。
主体的に人や物事と関わることができるようになって
それを楽しんでいます。
ばんきんらいふ
そんな私たち夫婦を表現したのが「ばんきんらいふ」です。
夫がポロッと言った言葉だったのですが
たいそう気に入って大切に育てています。
これから「ばんきんらいふ」がどんな展開を見せるのか
私が一番楽しみにしているのです。
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