こんにちは。板金職人の妻の方です。
うちは 父ちゃんと母ちゃんが二人でやっている板金屋です。
規模で言ったら「最小」なんだけど、それでもアレコレ色々ありまして。
アレコレと言うのは
一見 工事には直接関係がないように見えるこまごまとした事務処理のこと。
けっこう色々あるんですよね。
だから一人親方って大変だなぁって思いますよ。
何が大変かって、営業職・施工者・事務職と
いくつもの役割を一人でこなさなきゃならないこと。
これだけたくさんの役をこなしていれば
お財布がレシートでパンパンになって
レシートの印字が消えて見えなくなって
「ああ! もう!」となってしまうのも当然かもしれません。
だって一番大事なのは現場ですもの。
何がしたいって、現場仕事に集中したい、そうじゃありませんか?
親方が現場に集中できるように
この「ああ!もう!」が少しでも無くなればなぁ
そんなことを思って
今日は一人親方と事務仕事について話そうと思います。
事務作業(経理)の重要性
その日の事務処理をその日のうちに コツコツとすることができる方なら
それは本当にすばらしい!
見習わなければと思うのですが
正直「事務、やだな」って時があります。
嫌だと思う1番の理由は 自分たちの活動(仕事)の結果を見せつけられるから。
2番目の理由は いくら事務仕事をしても売上げには直接つながらないから。
それでも やっぱり事務って大事なんですよね。
堀江貴文さんが彼のYouTubeチャンネルで言ってました。
「売上を増やすより 経費を削る方が 利益を出しやすいんだよね」って。
(その後「でも 経費節減って 言葉が暗いからあまり良くない、もっと前向きな 取り組みたくなるような言葉があるといい」とも言ってました。)
このあたりは家計と同じ考えで
何気なく毎月支払っているような固定費があったら
それを見直してガツンと削った方が 手元に資金が残りやすいのだと
私は考えています。
見直すためには現状を知るためのデータが必要なんですよね。
そのデータは日々の事務作業によって蓄積されていきます。
月末・月初・10日・20日
そうは言っても 毎日 机にかじりついてばかりはいられません。
これは うちの場合ですが
ひと月の中で 「月末・月初・10日・20日」この4日間だけ
事務(経理)に集中するようにしています。
「月末・月初・10日・20日」に入出金することが多いからです。
事務処理(経理)の具体的な内容
この4日間は事務(経理)に集中する、と言っても
やっていることは大変な作業ではありません。
・預金の入出金を確認して
・帳簿(EXCEL)に書き写し
・疑問点は取引先に連絡して解決し
・資金繰り表(カレンダー)に書き込んで
・必要とあらば親方に連絡しておく
うちのような小さな会社は 1時間もあれば済んでしまいます。
集金にうかがうような場合は もう少し時間がかかりますが
なるべく時間をとられないよう手形や小切手は扱いません。
現金での支払いも無くしていく予定です。
ネットバンキングの利用
事務処理の時間短縮におすすめしたいのがネットバンキングの利用です。
ネットバンクではなく、ネットバンキング。
金融機関の営業時間内 9:00〜15.00に窓口なんて行ってられない!
そんな場合
現場にいながら携帯でネットにつないで次のようなことができるんです。
・入出金履歴の確認(工事代金は回収できたか?)
・残高確認(今月末の残高はいくらになりそうか?)
・振込手続き(材料代や人工代の支払いなど)
利用には金融機関への申し込みが必要です。
月額使用料がかかります。
ネットを介するので100%安全かと言えばそうではないのでしょうが
うちは利用しています。
(ちなみに利用料は ¥1,100/ 月 で 通帳からの引き落とし)
間違って入力した場合は窓口まで出向いて印鑑で訂正しなければならないので
その点は大変ですが ミス入力さえなければとても便利。
先日も仲間の板金屋さんにオススメしたばかりです。
税理士事務所との連携
同僚でもいれば楽しいにちがいない事務仕事も
ひとりでやるとなると孤独な作業ですよね。
自己流の事務だけど これでいいのか?
事務処理を誰かに頼めないかな?
ってなことがあるかもしれません。
そんな時は税理士事務所を探してみてはいかがでしょうか。
税理士は税金の計算をするだけではありません。
税理士も税理士事務所を経営する自営業者。
そう言った意味で税理士から たくさんの事を学べるはずだと思っています。
うちの税理士さんはスマートで優しい方なんですけど
税務署の監査が入った時など ほんとうに頼りになりました。
次回は
ここまでお話してきて、独立したての一人親方の参考になったらうれしいな
なんて思ったんですけど
経理をしっかりやれよ! という自分自身への喝でもありますね。
事務(経理)について今後もポツポツお話していこうと思っています。