年に数棟やらせて頂いています。
施工も自社で請け負う事が特徴の設計事務所さんです。
K邸板金工事は2017年夏に始まりました。
坂を登り下から見上げるK邸は迫力満点です。
K邸の板金工事の特徴はガルバリウムを一切使用していない所
屋根材を現場で成形した事
外壁を一部菱葺で仕上げた事かと思います。
素材は基本的にはカラーステンレスを使い
1部銅板を使用しています。
まずは屋根
全長が18m程の屋根を1本物で葺いていきます。
今回はタテハゼ葺きをチョイスします。↓
しかし小高い場所に建つこの場所に18mもの材料は運べません。
そういう場合は
成形する機械を現場に持ち込んで加工します。
本来は野丁場 大型物件でやる事が多い工法です。
住宅ではこの時初めてやりました。
次はコレを屋根の上に揚げます。
クレーン車で荷揚げをするのですが長尺の時は天秤を使います。
無事に安定して吊れました。
そこから旋回して屋根の上まで来ました。無事着地。
ひと安心です。
あとは墨付けとおりに並べていきハゼを締めていきます。
大体完成!
長さもぴったりでした。
ヘニョヘニョして見えるのはカラーステンレスの証です。
今、嵌合式のタテヒラ葺きが多い中
このタテハゼ葺きも手間はかかるけど仕事の跡が残るのでけっこう好きです。
景色の良い現場でした。