板金職人の妻です。

板金職人の妻です。

はじめまして。

板金屋の妻になって13年が経ちました。

はじめてですので少し自己紹介させてください。

名前:天野園美

静岡県静岡市出身、富士宮市在住。

夫は建築板金の職人で小学生の子供が2人と年老いた愛犬がいます。

晴れた日は富士山がこんな風に見えます。


職人の妻の一日

朝起きてお弁当を作ってコーヒーを淹れます。

それから夫と一緒に現場に行く日もありますし事務仕事に没頭する日もあります。

職人の妻だからと言って夫と同じ仕事をしなくてもいいのですが

ましてや足場にまで登らなくてもいいのですが

私は現場に行くことを楽しみにしています。

どうしてそう思うようになったのでしょうか。

職人が身近な存在だった

母方の祖父は家具職人でした。

母が大切に使うタンスは祖父の自信作です。

父方の祖父は下駄の漆塗り職人でした。

お弟子さんもいたそうです。


両親は会社員でしたので、幼い私は祖父母と過ごすことが多く 

遊び場はいつも作業場でした。

思い返すと私の幼友達も職人の家庭で育った子が多かったように思います。

静岡市と言えば駿河竹千筋細工 駿河塗り下駄 井川メンパ ・・・

工芸品作りが盛んな地域でしたのでその辺りが関係しているのかもしれません。

日常生活がものづくりと共にありました。

最初に勤めた会社の影響

大学卒業後に採用された先が輸入建材の商社でした。

私の主な仕事は伝票処理業務です。

それに加えて週1回だけ倉庫で作業する日がありました。

倉庫では検品作業をしました。

アメリカから仕入れた建築資材が港に着く→devan後に倉庫にトラックで運ばれてくる→着いた資材の検品作業を行う

資材の量は20フィートのコンテナに何本もありましたから

7人で作業に取り掛かって1日かかるほど。懐かしい。

資材そのものに触れられる時間 それが私の楽しみでした。

ある日 検品作業の帰りに用事があって建築現場に寄ることになるのですが

この時に現場の足場にのぼったのが初めての体験となります。

景色が素晴らしい

屋根に登って作業した人にしか見れない景色があるのです。

三階建の屋根から見た景色。刻々と変化する空が美しい。

手作業で物を作り上げる

その過程に心惹かれて現場に吸い寄せられてしまう。

最近では工具を傍らに置いて現場でカメラばかり触っているのです。


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