このはな歯科さんの樋ストーリーです。
建物の金額の1〜3%と言われる樋のお話しです。
前回のブログ(富士 このはな歯科さん は こちら)
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(このはな歯科さん屋根工事③ はこちら)
(このはな歯科さん 外壁工事に入るまえに はこちら)
(このはな歯科さん 外壁工事 はこちら)
南面には樋がつかない納まりです
屋根に降った雨が外壁にそのまま流れ落ちます。
外壁も屋根材であり窓もないので樋はむしろ余分かもしれません。
つけたとしても製作でごく小さな物をカラクサに絡めて付けるくらいが良いのかもしれません。
北面にはオリジナル樋を
つける事になりました。
結果的にですが、タニタハウジングウェアさんのHACO12号改を製作で作りました。
僕のうっかりで立てといが真っ直ぐに落とせない事がわかりました。
僕のミスです!だったらどうするか?
設計意図と本来の理想を設計士さんに聞きました。
外壁がガルバなので本当は軒樋もガルバが良いがコストコントロールの面でU105になったそうです。
僕のミスなのでより良くしてカバーしたいと思いました。
まずはHACO6号を検討
樋つりを当ててみます。
HACO6号だと小さすぎるかな?
今度はHACO12号の樋つりを当ててみます。
これ(HACO12号)なら大丈夫👌
しかしデカイ!デカすぎる!
という事でタニタハウジングウェアさんには申し訳ないのですがちょっとカスタムさせて頂きました。
本来はこういう吊り具を
ちょっとカットさせていただいて薄型の樋を作る事にしました。
もちろん設計士さんに承認を取りました。
結果的に建物に合う樋になったと思います。
軒樋も製作ならその継手も製作なので雨の日に流れ方を見ます。
継手から若干の漏れがあったので後日補強して完成です。
雨が降ってる時の様子です↓
再び雨の日に確認してみました。
軒樋は作らせてもらったのでタテ樋はタニタハウジングウェアさんの純正を使用しました。
タテ樋はちょうど1本を切らずにピッタリでした。
こんな事初めてです。
まとめ
樋はいつもオマケであったり邪魔者だったりします。
逆に付けない現場や一部だけ、軒樋だけで垂れ流しと
こんなに現場に振り回される部材は無いのかもしれません。
だからこそちょっと考えてみると面白い部分だと思います。71649655-3C01-4D59-925D-0831C595F629