このはな歯科さん 屋根工事 ③

このはな歯科さん 屋根工事 ③

屋根工事編は今回で終わりです。

今回は屋根タテヒラ葺き〜棟包みについてお伝えしたいです。

前回のブログ (富士 このはな歯科さんは こちら)

(このはな歯科さん 屋根工事①は こちら)

(このはな歯科さん 屋根工事②は こちら)

ちょうど1年前、去年の年末です。

毎朝霜が降りてます。

屋根の北面なんか09時30分頃にならないと危なくて乗れません。

コーヒータイムです。

この時期は日も短いので困ったものです。

北面が出来るようになってきましたので役物(谷樋)を仕込みます

タテヒラ葺きの右と左の部分だけの物を特注します。

これにより切断の手間と残材が減ります。

右側だけのものは妻側へ

左側だけのものは谷樋にしてしまいます。

完成時はこんな感じです。↓

妻側から見た時に自然な感じになる様にこのようにしてみました。

北面を葺いている時の動画です。↓


この動画の中でやっている事は

①水上の立ち上げと軒先の折下げを何枚かまとめて加工します。

②加工した分を葺いていきます。

同じ寸法の材料ならこのようにみるみるうちに葺けていきます。

ここまでで2017年の仕事仕舞いにします。

新年早々南面の屋根も葺いていきます。

北面より面積は小さいですが加工が多いので3倍ほど時間が掛かります。

手元(妻)が軒先を掴んでみたいと言い出しました。

遅いですがちゃんと出来ました。

あとは棟を包んで屋根工事は終了です。

棟の下地はタフモック35×45を使います。

屋根材の水上立ち上げとタフモックを防水テープで塞ぎます。

その上にメンドをつけていきます。

その上から再びタフモック18×90を打ち付け棟を包みます。

換気棟も3つ入りました。

棟の両端部の存在を見せない納め

棟の妻側は端部に向かって絞ります。

こうすることで妻側から見た時の棟の存在を薄くします。

まとめ

僕は全体のデザインを見て各部の納まりを考えます。

もちろん承認を得てから施工します。

今回はなるべく建物のフォルムを邪魔したくないと思ったので

こういう納めにしています。

外壁編に続きます。

 

建築カテゴリの最新記事