パチンコ屋さん(鉄骨)の現場担当だったブラックな先輩はとても人間味が溢れる面白い人でした。
真面目だったり、不良だったり。
だけど何故か良く可愛がって貰いました。
朝から晩まで長時間働く人でした。
そして実際仕事がとても上手でした。
僕が学生時分にも、誰も居なくなった工場で加工を手伝いました。
でも、残念ながらそれには理由がありました。
業界用語で『内職』でした。
※意味は察してください。
しかもタイムカード切って無かったので会社の残業扱いです。
2重取りです。
ダメ、ゼッタイ。
とても良い先輩がそういう事を割り切ってやってる事に結構傷つきました。悲しかったです。
しかし、当時の社長の評価は『Y氏は良く働く!』
『毎晩遅くまで良くやってくれる!』でした。
節穴ですね。
ですので、僕なんかが内部告発しても空振りに終わります。
でも、やっぱりそんなんはそう長く続くことはなく、他の社員さんが独立するタイミングで強制的に独立させられてしまいましたとさ。
あれ?
そうするとパチンコ屋の現場は誰がやる?
⤴︎写真は鉄骨造5000㎡x2重葺きの屋根(パチンコ屋さんではなく、参考画像です。)
会社の他の職人さんはほぼほぼ坪方(木造専門)でしたのでゴリゴリの鉄骨の現場(パチンコ屋さん)は嫌がります。
それもそのはず、当時は鉄骨と言えばイケイケゴーゴーが当たり前でした。
現場内での事件、事故は日常茶飯事です。
(内容は濁しておきたいと思います(^^))
まぁ結局僕しかいなかったです。残念ながら。
全てが荒い現場ですのでスキルが荒削りでもなんとかなりました。
と、言う事で、ハサミ、掴みを買って貰って半年でパチンコ屋さんの現場に一人で放り出されました。
規模的に1人では無理です。死んでしまいます。
しかし、会社の人は自分の担当現場があってなかなか来てくれません。
必然的に外部他社に応援要請をする事になります。
ここで小僧(僕)が他所の親方とコミュニケーションを取る様になります。
今の(独特な)仕事の仕方の始まりはこんなドM体験からでした。
結構つづくね。