(歴代仕事車を思う はこちら)
(歴代仕事車を思う2 はこちら)
この時点で、会社の車が
①トラック(トヨエース4WD)
②営業車(フィアットパンダ)
③事務用車(軽)
という最小限のラインナップで落ちついてきました。
新しい作業場も整備して思いきった設備投資もして加工が出来る環境が出来ました。
車にうつつをぬかしてる場合ではありません。
家族が路頭に迷うハメになります。
子供の学費のこともあります。
今ある車を大事にする。
長く乗る。
そう思う。
そんなこころざし高いうちにパンダの車検時期が近くなりました。
ちょっと直したい所もあったのでパンダを買ったお友達のお店に行ってみました。
静岡市のスティルベーシックさんです。
ルパンがカリオストロの城で乗ってたのフィアット500が得意なお店です。
良心的ファクトリーショップです。
見たことない色んな変わった車や珍しい車が置いてあり行く度に色々乗せてもらいます。
僕にっとってはネズミの国以上の場所です。
そんな場所にね、それはあったんですよ。
小さい車たちの中にある邪魔そう大型なハッチバックセダン。
たまたま下取りで入ってきたらしくこの辺のシトロエンは専門外のために中古車サイトに載せる準備をしてる所でした。
カングーを買う前にシトロエンC5ツアラーも候補にありましたが断念した過去がありハイドロシトロエンに未練があったのかもしれません。
僕『珍しい車があるね〜(これはないな)。』
平井さん(スティルベーシック社長)『思いのほか乗ると良いんだよ。乗ってみる?』
僕『え?いいの?乗ります(乗るだけならいいか)。』
スーっと接地感を残しながらも浮遊するようなしないような。
早くはないけどそんなの関係ないと思わせる乗り味。
平井さん『ね、いいでしょ?』
僕『いいっすね!(ほしい)。』
試乗を終えて車を見渡す僕『やっぱ変な車だなぁ(ほしい!もっと知りたい!)』
それはまるで今まで興味のない犬種だったのが触れ合ってみるととてもしっくりきてしまった感覚に近いものです。
さて困った。
脳裏には完成した緑の紙を封筒に入れて子供の手を引き出て行く妻のイメージ。
脳の表側では脳みその残りの半分を使って『平井さん、追い金いくら位で乗り換えれる?』
と聞く僕。
平井さん『プラス〇〇万円でどう?』⇦かなり良心的価格
平井さん『でも奥さん心配しない?』⇦しますとも。
さあなんて言おう。
前科もあるし言いにくいな。
聞かされる方も困るよねやっぱ。
言えない。
いや、正直に言おう。
仕事と家庭のパートナーですから。
彼女が経理を見てやりくりしてくれたから今までやってこれたんだ。
そして自分でハードルを上げつつ妻を車屋さんに連れて行く事にしました。
危険を察知した彼女。
女の勘が冴えています。
なかなか一緒に行ってくれません。
『見に行くだけだから。ホントに。ちょっと車屋さんにデート行こうよ(ハート)』
と言ったものの
カミカミで棒読みで余計にアヤシイ。
しかし頑張った姿勢を評価されて無事に連れ出しに成功しました。
このドキドキ、悪くないね。
まだつづく。